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焼き芋が教えてくれたのは幸せでした

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>今週のお題は我が家のご馳走です。とのことなので少し悲しくも本当の話を書いて行こうと思います。

病気になって、親と縁をきり、仕事もなくなり、彼女と別れて今なんとか体調もよくなりそこそこ普通に働いてます。ご飯は作れますが、そこまでの気力もなく、仕事から帰って来る途中にあるコンビニかスーパーで毎日のご飯をわびしく購入しています。

ということはですよ。決まったものを毎日食べています。食事というよりも、エネルギー摂取です。タブレット2粒ぐらい食べれば問題ない世の中になればいいのにというほど、食に対しての情熱がありません。

僕の楽しみは毎日一緒にいてくれるDELLのパソコンだけです。

そんな毎日を過ごしていて、ふとこのまま僕は、何の喜びも感じなく、楽しい食事をすることもなく人生が終わるのかなと思いながら、いつもの100円ローソンに入っていきました。

いつもの弁当をもってレジに行く。そして、いつもの店員がお箸を入れますか?といいながら袋詰めしている弁当。

曖昧な返事をしながら、となりをみるとそこにはなんと石焼き芋がある!

コンビニで石焼き芋だと!?しかも100円ローソンなのに120円で売ってやがる!上等だ!こちとら最後に食べた日を忘れたほどの年月が経ってやがるんだ!子供の頃に自分たちで作った時以来か!?

肉まんを売ってないのに焼き芋をうるこのコンビニできる!俺は焦った!しかも、なんと50円匹のシールが貼ってある!最後の1個だ。運命の出会い!俺に買われるべき品物。

店員さん!や、やきいもください!!俺は会計の金額をいわせまいように急いでいった!

よし!これでこの焼き芋は俺のものだ!大変丁寧に包んでくれて俺は満足げに家に帰る。焦る気持ちを抑え、パソコンの電源をつけ、ニコニコ動画をつける。ワクワクしながらニコ動をみるなんで何年ぶりだろう。

飲み物は麦茶しかないが仕方ない!本当は緑茶が欲しかった!あと、味のバリエーションを増やすためにバターも欲しかったか!?などと思ってし待ったところで反省した。

運命の出会いの相手に自分の趣味を押し付ける最低の男になるところだった。

自然な姿がすきだよ。やきいもよやきいもよそして焼き芋を口いっぱいにほうばった!

あっ甘い!!なんという甘さだ!外の皮はパリパリっといい音を立てる。表面は硬く中はホクホク、これぞ焼き芋だ!中のオレンジ色がまた食欲をそそる!とにかくうまい。

なぜだろう。今まで辛かった事が全て飛んで消えていった。食べれば食べるほど自然な甘みが僕の心を優しく包んでくれる。辛くてもね、いいことがあるから、今はお腹いっぱいお食べ。

そんな風にいってくれている気がした。それからというもの焼き芋が僕のご馳走になった。経った120円だけど僕の心を癒すご馳走になった。

きっとみんなはこの話をきいて貧乏くさいと笑うだろう。きっとみんなは焼肉だったり、お寿司だったり、蟹だったり、しゃぶしゃぶやステーキだったり。とても120円じゃ満足どころか食べられないものがご馳走なんだろう。

でも僕は120円の焼き芋に自分の人生が救われた気がした。この値段で人生が救われるなんてなんて豪勢な食事なんだろう。恋人ができて、結婚して、子供ができた一緒に公園で焼き芋を食べたい。もう恋人はいらないと思っていたけれど焼き芋のおかげでまた夢が見れそうな気がするよ。ありがとう。

焼き芋ちなみにレンジで作る焼き芋のグッズがあるからコンビニで買うよりも家で作ったほうが安上がりなのでそんな商品も紹介しておく。





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