資格は就職に有利か?転職には?疑問がありますよね?資格はあればいいというわけではありません。資格は指標であり、経験ではありません。今回は資格に対する考え方についてご紹介。
転職は資格よりも職務経歴が有利
転職では即戦力が求められます。いくら資格を取っていても職務経歴をみても、就職に関係ない資格が書いてあっても評価されません。
たとえば英語で見てみましょう。あなたが面接官だとします。英語が必要な仕事だとします。あならどっちの人を雇いたいですか?
- TOEICの点数は書いてないが海外との交渉でメールや電話で英語を使っていた。
- TOEICの点数は900前後だが、仕事で英語を使ったこと経歴がない。
資格はあくまでも一定ランクの知識がある。ということの証明にはなりますが、仕事で使えるかどうかはまた別ものです。
中途採用の転職の場合は即戦力として転職初日から仕事が出来るかを求めています。
スキルはあるかも知れないけれど、仕事で使えるかどうかはわからない。だと圧倒的に仕事で使っていた人のほうが有利です。
英語ならまだ、実際に面接で話してみるということができますが、他の資格だと話をして判断するということはできませんからね。
資格は転職就職先で必要なら有利
転職先の職種で求められている資格であれば書いておけばいいですね。逆になんでこの職種なのに、関係ない資格取ってるの?しかも大したことない資格。
こういうものは、書いてあっても転職や就職に役に立ちません。人事担当が書類選考読み飛ばすならいいですが、なんでこんなの取ってるの?職歴でアピールするところないの?と疑問に持たれます。
業務で必須資格、不動産の宅建や金融関係で必要な証券外務員、オフィスの労務管理で必要な衛生管理者などがあります。このような資格は、転職や就職でとっていると有利になりますね。入社後に取得させられたりすることも当然ありますが、入る前から持っている人のほうが有利になります。
情報処理技術者や中小企業診断士やTOEICや保険会社でFPなどは、必須条件問いうよりも昇給昇進などで必要な場合があります。
しかし、会社によっては全く必要のないケースも多いので、無くてもいままでの職務経歴で十分カバーできます。あくまでこれらの資格は参考として出しているので、この資格が悪いのではなく、希望職種とは関係なければ合ってもしょうがないという意味で記載しています。
資格で転職がアピールできるのは新卒や20代
新卒の就職活動や20代ぐらいの転職なら、資格はアピールポイントになります。職歴がない、職歴が浅い人たちのスキルを補うためだと考えてください。そのため使うのが資格です。自分はこの職種業種に興味がある、知識はあるので実務で覚えるのが早いというアピールにもつながります。
資格でどうにかなるのは若いうちです。独立するなら資格が無いと独立が出来ない、弁護士や行政書士や税理士などがありますね。営業力があればこのような資格は転職というより独立ということで取得するのはいいのではないでしょうか。
まとめ就職や転職に資格が有利なのは新卒や20代
資格が有効なのはとにかく若いうちです。キャリアがないので、その部分を資格でアピールする。30代を超えたら職務経歴があるのでキャリアで勝負するという流れになります。
独立などを意識して独占業務の資格などをとるのはオススメできますが転職ではあまり意味がありません。この辺りを踏まえて資格を本当に取るべきか考えましょう。そして、その資格をとったら実際に仕事に役に立つのかを考えてみましょう。